VYM・HDV・SPYDの3本は、米国の高配当ETFの中でもよく比べられる組み合わせです。分配金は「3月・6月・9月・12月の年4回」と説明されることが多いのですが、HDVは最近、毎月分配に変わりました。
では、実際の入金は何月に、いくらくらい入っているのか。
僕はこの3本を実際に持っているので、楽天証券の入金履歴で確かめてみました。この記事では、3本の実際の入金日と手取り額、HDVの毎月分配化で変わったこと、日本株と合わせた12ヶ月の受け取りカレンダーをまとめます。
※本記事は特定の銘柄や金融商品の購入を推奨するものではありません。数値は2026年9月時点のもので、投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。
この記事を書いた人
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- アラフォーの会社員。一般企業で経理・財務を担当
- 新NISAをS&P500で積立中。特定口座では保有銘柄数164、年間配当手取り9万円
- 米国高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)も特定口座で運用中
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結論:3本は3・6・9・12月の下旬に入る。HDVは7月から毎月
先に結論です。
- VYMとSPYDは、3月・6月・9月・12月の年4回。HDVも2026年6月までは同じ月だった
- 楽天証券の口座に入るのは、どの月も下旬(22日〜27日ごろ)
- HDVは2026年7月の入金から毎月。今は7月・8月にも入るようになった(金額は小さめ)
- 日本株と合わせると、米国ETFは日本株が少ない3月・9月を補う役。12ヶ月の配当の約29%だった
- 僕は月ごとの金額より、12ヶ月の合計で見ている
実際の入金月と手取り額
楽天証券の入金履歴から、3本の受取額(税引後の手取り)を月ごとに並べました。
| 入金月 | HDV | VYM | SPYD | 3本の合計 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年9月 | 1,716円 | 1,517円 | 2,504円 | 5,737円 |
| 2025年12月 | 2,414円 | 1,801円 | 2,946円 | 7,161円 |
| 2026年3月 | 1,637円 | 1,668円 | 2,473円 | 5,778円 |
| 2026年6月 | 1,824円 | 1,929円 | 3,023円 | 6,776円 |
| 2026年7月 | 866円 | — | — | 866円 |
| 2026年8月 | 1,014円 | — | — | 1,014円 |
| 2026年9月 | 541円 | 1,713円 | 2,822円 | 5,076円 |
説明どおり、3本とも3・6・9・12月にそろって入っています。表にない月(1・2・4・5・10・11月)は、3本とも入金がありません。
入金日は、たとえば2026年3月はHDVが24日、VYMが26日、SPYDが27日。6月はHDVが23日、VYMが25日、SPYDが26日でした。どの月も下旬に、2〜3日の差で3本が続けて入ってくるイメージです。
なぜ同じ月なのかというと、3本とも分配が3ヶ月に1回(年4回)で、その区切りの月が同じだからです。毎月どこかから入るようにしたい場合は、分配月がずれているETFや銘柄と組み合わせる必要があります。ETFごとの中身や違いは「米国高配当ETFおすすめ比較|SCHD・VYM・HDV・SPYDを経理マンが解説【2026年版】」で整理しています。
HDVの毎月分配化で変わったこと
3本のうちHDVは、僕の口座では2026年7月の入金から毎月になりました。
- 7月:866円(22日)
- 8月:1,014円(27日)
- 9月:541円(25日)
それまで3ヶ月分がまとめて入っていたのが、毎月少しずつに分かれた形です。そのぶん、9月のHDVの入金は541円と、以前の四半期ごとの入金(1,600〜2,400円台)より小さく見えます。月ごとの金額も一定ではなく、上下しています。
毎月分配になったことを、僕は「よくなった」とも「悪くなった」とも考えていません。受け取るタイミングが変わっただけです。1年で受け取る合計が大きく変わらなければ、毎月でも3ヶ月ごとでも、僕にとっての意味はほとんど同じです。
ちなみに、米国ETFの分配金は米国で10%、日本で20.315%の税金が引かれます。たとえば2026年9月のSPYDは、税引前3,901円から米国の税390円、日本の税712円が引かれて、手取りは2,822円(約72%)でした。米国で引かれた分の一部は、確定申告で取り戻せることがあります。くわしくは「高配当株の税金完全ガイド|経理マンが教える節税3ステップ【2026年版】」をどうぞ。
日本株と合わせた12ヶ月:米国ETFは「谷」を補う役

僕のポートフォリオ全体で見ると、米国ETFの役割が分かりやすくなります。2025年10月〜2026年9月の12ヶ月の入金を、日本株と米国ETFに分けて並べました。
| 入金月 | 日本株 | 米国ETF | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2025年10月 | 418円 | — | 418円 |
| 2025年11月 | 4,972円 | — | 4,972円 |
| 2025年12月 | 17,119円 | 7,161円 | 24,280円 |
| 2026年1月 | — | — | 0円 |
| 2026年2月 | 336円 | — | 336円 |
| 2026年3月 | 6,012円 | 5,778円 | 11,790円 |
| 2026年4月 | 432円 | — | 432円 |
| 2026年5月 | 1,840円 | — | 1,840円 |
| 2026年6月 | 27,768円 | 6,776円 | 34,544円 |
| 2026年7月 | — | 866円 | 866円 |
| 2026年8月 | 384円 | 1,014円 | 1,398円 |
| 2026年9月 | 5,983円 | 5,076円 | 11,059円 |
| 12ヶ月合計 | 65,264円 | 26,671円 | 91,935円 |
日本株は、6月と12月に大きな山があります。3月決算の会社が多く、期末配当が6月に、中間配当が12月にまとまって入るからです。
一方で、3月と9月は日本株だけだと6,000円前後。そこに米国ETFがほぼ同じくらいの金額で入ってくるので、3月・9月の谷が少し埋まります。12ヶ月で見ると、米国ETFは全体の約29%を占めていました。
それでも、1月・4月・5月・10月は、日本株と米国ETFを合わせてもほとんど入りません。僕の場合、米国ETFは「毎月にする」ためではなく、日本株が少ない3月・9月を補う役になっています。
配当がいつ口座に入るかの仕組みは「配当金はいつもらえる?権利確定日・権利落ち日・入金日を経理マンが図解【いつまでに買えばいい?】」で、日本株で受け取り月を分散させる考え方は「配当金を毎月受け取る日本株の組み合わせ|経理マンの配当カレンダー設計【2026年版】」で書いています。
僕が「毎月そろえる」を目標にしない理由
入金の少ない月を見ると、「分配月の違うETFや日本株を足して、毎月そろえたい」と考える人もいると思います。そのやり方もありますが、僕は毎月の入金をそろえることを目標にはしていません。理由は2つです。
1つ目は、月ごとの数字は入金のタイミングで簡単に上下するから。HDVの毎月分配化のように、ETFの分配方法が変わるだけで月ごとの金額は変わります。だから僕は、月ごとではなく12ヶ月の合計で見るようにしています。直近12ヶ月の91,935円は、1年前の同じ期間より14%増えていました。
2つ目は、月をそろえるために銘柄を選ぶと、選び方がゆがむから。「この月が少ないから、この月に配当を出す会社を買おう」と考え始めると、財務の弱い銘柄にも手が伸びやすくなります。これは日本株の毎月配当の記事で「均等化の罠」として書いた話と同じです。
僕がやっているのは、月1回、株価の大きな動きを見て、気になった銘柄だけ調べることくらいです。受け取る月は、結果としてついてくるもの、と考えています。
まとめ:3本は3・6・9・12月の下旬。HDVは毎月に。12ヶ月の合計で見る
- VYM・HDV・SPYDは3・6・9・12月の下旬(22〜27日ごろ)に入る。3本が2〜3日の差で続けて入金される
- HDVは2026年7月の入金から毎月分配に。7・8月にも入るようになったが、金額は小さめ
- 日本株と合わせると、米国ETFは3月・9月の谷を補う役。12ヶ月の配当の約29%
- 月ごとの金額より、12ヶ月の合計で見るほうがラクで、銘柄選びもゆがまない
持っているETFの分配金が「実際にいつ、いくら入っているか」は、証券口座の入金履歴で確かめられます。一度並べてみると、自分のポートフォリオの「入る月・入らない月」がはっきり見えてきます。
※本記事は執筆時点の筆者の考え方の紹介であり、将来の株価・配当を保証するものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。
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おすすめ証券口座
米国ETFの分配金も、配当金・分配金の入金履歴を一覧で見られる証券口座だと、この記事のように「実際にいつ、いくら入ったか」を自分で確かめられます。
| 証券会社 | 強み | 単元未満株 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 楽天ポイント連携・画面が見やすい | ◎(かぶミニ) | ★★★ |
| SBI証券 | 業界最大手・銘柄数が豊富 | ◎(S株) | ★★★ |
僕は運用をいまは楽天証券に集約しています。買付の画面で配当利回りがすぐ確認でき、月1回の見直しがスマホで完結するのが気に入っています。
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