僕が実際に保有する連続配当10年以上の銘柄12選|経理マンが厳選【2026年版】

連続配当10年以上の銘柄12選|経理マンが厳選【2026年版】 高配当株投資

「連続配当10年以上の銘柄を探したいけれど、ネットの”おすすめリスト”は本当に信用できるのか——」

僕は 保有147銘柄+売却40銘柄=計187銘柄 を売買してきた経理マン。「長く配当を出し続けてきた実績」は長期保有の銘柄選びで欠かせない判断材料です。リーマン・コロナ・急激な円安を乗り越えて配当を維持してきた企業は、経営の安定度や株主還元への姿勢が違います。

この記事では、保有147銘柄の中から「連続配当10年以上」の日本株 を経理マン視点で 12銘柄 厳選。すべて 僕の実保有・四半期チェック銘柄 です。

前提:財務データ(連続配当年数・配当性向・自己資本比率・利回り)はすべて2024〜2025年度実績の 筆者の主観的な目安 です。最新値はIRバンク等で必ずご確認ください。12銘柄はすべて筆者の実保有銘柄 です(各解説での繰り返し記載は省略)。

※本記事は特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。


  1. この記事を書いた人
  2. なぜ「連続配当10年以上」を見るべきか
  3. 経理マンが見る「連続配当の質」3指標
    1. 指標1:連続配当年数(10年・20年・30年の3階層)
    2. 指標2:累進配当の有無
    3. 指標3:記念配・特別配の常態化
  4. 経理マンが選ぶ連続配当10年以上の日本株12選
    1. 銘柄1|クイック(4318)── サービス(人材)
    2. 銘柄2|日本セラミック(6929)── 電気機器(センサー)
    3. 銘柄3|村上開明堂(7292)── 輸送用機器
    4. 銘柄4|積水ハウス(1928)── 建設
    5. 銘柄5|JT(日本たばこ産業)(2914)── 食品(たばこ)
    6. 銘柄6|あいホールディングス(3076)── サービス・建設
    7. 銘柄7|トーカロ(3433)── 金属(溶射)
    8. 銘柄8|小野薬品工業(4528)── 医薬品
    9. 銘柄9|ブラザー工業(6448)── 電気機器(情報通信機器)
    10. 銘柄10|オービック(6877)── 情報通信
    11. 銘柄11|三菱HCキャピタル(8593)── 金融(リース)
    12. 銘柄12|住友倉庫(9303)── 倉庫・運輸
    13. 12銘柄の一覧比較表
  5. 連続配当10年銘柄を組み合わせるポートフォリオ戦略
    1. 戦略1:業種を10種以上に分散する
    2. 戦略2:利回りバランスは”3〜4%中心ゾーン+4〜6%許容”
    3. 戦略3:単元未満株で少額から積み上げる
    4. 戦略4:30銘柄ポートフォリオの”安定枠”として位置付ける
  6. 連続配当10年でも油断禁物(減配継続リスクへの目線)
  7. フクの実体験|連続配当銘柄を選んで良かったこと
    1. 1. 暴落相場でも”配当通知”が支えになる
    2. 2. 四半期ごとの財務チェックがラクになる
    3. 3. 配当通知が”毎月のように届く幸せ”
  8. まとめ|「連続配当10年は実績の証、でも過信禁物」
  9. その他補足
    1. Q. 連続配当10年以上を満たす日本株はどのくらいある?
    2. Q. 連続増配と連続配当の違いは?
  10. 関連記事
  11. おすすめ証券口座

この記事を書いた人

フク|経理×投資×筋トレ×ライダー

  • アラフォー会社員で一般企業の経理・財務担当
  • 新NISA満額運用中、保有銘柄数147、年間配当約12万円(税引前)
  • 筋トレ歴4年・大型バイクで年1万km走行
  • 「複利で健康・資産・楽しい事を同時に育てる」がモットー

売買銘柄は計187(保有147+売却40)。保有銘柄は四半期決算ごとに全て自分でチェック し、「数字で長期保有に向きそうな銘柄を見極める方法」をこのブログで発信しています。


なぜ「連続配当10年以上」を見るべきか

高配当株を選ぶ時、目につきやすいのは「利回り」や「業種」ですが、僕が同じくらい重視するのが 「連続配当年数」 です。

連続配当10年以上は 「2015年前後から一度も配当を止めなかった」 という意味。15年・20年と伸びれば、リーマン・コロナの暴風雨の中でも配当を出し続けてきたことに。維持してきた企業は、不況耐性のある 収益基盤・株主還元への 経営陣の意思・配当を支える 財務体力 の3つが揃っていることが多い。

もう1つの理由は 「いったん途切れると、長期保有の前提が崩れる」 から。継続性が高い銘柄を最初に選ぶことが、長期保有の手間を減らすことにつながります。

ただし 連続配当年数だけで判断しない ことが大切。配当性向100%超なら減配リスクは高まり、営業CFがマイナスに転じれば配当原資が不安。記念配・特別配に頼る場合も要注意です。過去の実績と現在の体力をセットで見る——この点は記事6「高配当株の落とし穴|減配継続リスクの見抜き方【経理マン視点・2026年版】」シグナル4で整理しています。


経理マンが見る「連続配当の質」3指標

年数だけでなく 「中身の質」 を3つの指標で見ています。

指標1:連続配当年数(10年・20年・30年の3階層)

10年以上は土台の最低ライン、20年以上で安定感が高く、30年以上は希少な長期安定銘柄。年数が積み重なるほど評価が1段ずつ上がります。

指標2:累進配当の有無

累進配当方針(前期配当を下回らない宣言)を明言する企業が増加中。一株配当・配当性向の下限やDOE目標がIR資料で開示されているかをチェック。信頼度を上げる材料です。

指標3:記念配・特別配の常態化

「通常配当30円+記念配当10円が毎年」のようなパターンは、記念配・特別配は業績次第で止められる性質。決算短信に「うち、記念配当〇円」と書かれている場合は、その金額がカットされる可能性を頭に入れておきます。


経理マンが選ぶ連続配当10年以上の日本株12選

業種分散・財務健全性・配当継続性を考慮して選定。記事5「配当投資の始め方|経理マンが教える失敗しない5ステップ【2026年版】」の 6項目チェック(連続配当10年以上・配当性向30〜50%程度・自己資本比率40%以上・営業CF継続黒字 など)を概ね意識しています。

銘柄1|クイック(4318)── サービス(人材)

連続配当10年超/利回り約3〜4%/配当性向30%台/自己資本比率60%超

人材サービス大手。財務優良で記事5でも紹介した「土台」の中核。累進配当方針が魅力で、業績も安定的に推移し、長く持つほど安心感が増す銘柄です。

銘柄2|日本セラミック(6929)── 電気機器(センサー)

連続配当10年超/利回り約3%/配当性向30〜40%/自己資本比率80%超

赤外線・超音波センサーのニッチトップ。自己資本比率80%超のほぼ無借金経営 で、12銘柄中でも財務体力はトップクラス。半導体サイクルの影響は受けますが、不況時の配当維持力は高いと考えます。

銘柄3|村上開明堂(7292)── 輸送用機器

連続配当10年超/利回り約2〜3%/配当性向20〜30%/自己資本比率70%超

自動車用ミラー大手。配当性向20〜30%台と低めで増配余力が大きい 点が魅力。自己資本比率70%超と健全で、EV・ADAS向けカメラモニタリングなど電動化対応も評価ポイント。

銘柄4|積水ハウス(1928)── 建設

連続増配14期/利回り約3〜4%/配当性向40%台/自己資本比率50%台

総合住宅メーカー大手で 連続増配14期 を継続中。財務バランス良好で、ストック型の賃貸事業や海外展開で収益分散が進み、長期で配当が積み上がりやすい銘柄です。

銘柄5|JT(日本たばこ産業)(2914)── 食品(たばこ)

連続配当継続/利回り約4〜5%/配当性向70%台/自己資本比率50%超

国内たばこ独占+海外たばこ事業の高配当代表格。配当性向70%台で業績・為替の影響は受けやすい点は注意。一方で安定CFと厚い自己資本でカバーできる水準。「高配当だが配当性向は要モニタリング」 の典型例です。

銘柄6|あいホールディングス(3076)── サービス・建設

連続増配22期/利回り約2〜3%/配当性向30%台/自己資本比率60%超

セキュリティ機器・カード機器等の持株会社で 連続増配22期 の希少銘柄。配当性向30%台・自己資本比率60%超と無理のない財務。地味ながら安定したストック収益が連続増配を支えます。

銘柄7|トーカロ(3433)── 金属(溶射)

累進配当方針/利回り約2〜3%/配当性向30%台/自己資本比率60%超

国内溶射加工のリーディングカンパニー。半導体製造装置・産業機械向けの ニッチトップ技術 を持ち、累進配当方針 明示が安心材料。財務もバランス良好です。

銘柄8|小野薬品工業(4528)── 医薬品

連続配当継続/利回り約3〜4%/配当性向40%台/自己資本比率80%超

抗がん剤「オプジーボ」で知られる中堅製薬。自己資本比率80%超 と財務は極めて健全。特許切れ・パイプライン動向は中長期で要チェックですが、厚い自己資本が配当を支えます。

銘柄9|ブラザー工業(6448)── 電気機器(情報通信機器)

連続配当継続/利回り約3%/配当性向30%台/自己資本比率60%台

プリンター・複合機・ミシン等の精密機器メーカー。海外売上比率が高く 為替の追い風が出やすい 一方、円高局面では業績が振れやすい点に注意。業務用・産業機器など多角化で安定収益を維持してきた印象です。

銘柄10|オービック(6877)── 情報通信

連続増配/利回り約1〜2%/配当性向40%台/自己資本比率80%超

統合業務システム「OBIC7」の独立系SIer。自己資本比率80%超・営業利益率も非常に高い 優良企業。利回りは低めですが 長期で配当が増えていく成長配当銘柄 として保有しています。

銘柄11|三菱HCキャピタル(8593)── 金融(リース)

連続増配25期/利回り約3〜4%/配当性向40%台/自己資本比率は業種特性で低め

総合リース大手で 連続増配25期 の日本屈指の連続増配銘柄。累進配当方針+配当性向40%目安 を開示。自己資本比率はリース業の構造上低めですが 同業比較では健全。利回り3〜4%+長期増配で「金融枠」に位置付けています。

銘柄12|住友倉庫(9303)── 倉庫・運輸

累進配当・連続配当/利回り約3〜4%/配当性向30%台/自己資本比率50%超

国内大手倉庫で不動産・国際物流も展開。累進配当方針 明示で、ストック型の倉庫賃貸収益が配当の土台。物流・倉庫業界は景気変動の影響を比較的受けにくく、減配リスクが低めと感じます。

12銘柄の一覧比較表

#銘柄コード業種連続配当(増配)年数利回り目安配当性向目安自己資本比率目安
1クイック4318サービス(人材)連続配当10年超約3〜4%30%台60%超
2日本セラミック6929電気機器連続配当10年超約3%30〜40%80%超
3村上開明堂7292輸送用機器連続配当10年超約2〜3%20〜30%70%超
4積水ハウス1928建設連続増配14期約3〜4%40%台50%台
5JT2914食品(たばこ)連続配当継続約4〜5%70%台50%超
6あいホールディングス3076サービス・建設連続増配22期約2〜3%30%台60%超
7トーカロ3433金属(溶射)累進配当方針約2〜3%30%台60%超
8小野薬品工業4528医薬品連続配当継続約3〜4%40%台80%超
9ブラザー工業6448電気機器連続配当継続約3%30%台60%台
10オービック6877情報通信連続増配約1〜2%40%台80%超
11三菱HCキャピタル8593金融(リース)連続増配25期約3〜4%40%台業種特性※
12住友倉庫9303倉庫・運輸累進配当・連続配当約3〜4%30%台50%超

※リース業は業種特性で自己資本比率が低めに出るため、絶対値ではなく同業他社比較で判断する必要があります。
※上記は2024〜2025年度公開情報を参考にした筆者の主観的な目安です。最新の財務データは必ずIRバンクや各社の公式IRでご確認ください

業種は11業種に分散。記事1の高配当10選・記事2の連続増配6選と組み合わせると、さらに分散が効きます。


連続配当10年銘柄を組み合わせるポートフォリオ戦略

12銘柄を ポートフォリオの土台 として組み合わせる時の考え方を整理します。

戦略1:業種を10種以上に分散する

1業種20%以上偏らせない ことを意識。12銘柄でも「電気機器(日本セラミック・ブラザー)」「サービス系(クイック・あいHD)」のように同業種が複数。業種ごとに上限の目安を持って組み合わせるのがおすすめ。

戦略2:利回りバランスは”3〜4%中心ゾーン+4〜6%許容”

12銘柄は3〜4%帯が中心。記事1の高配当10選から4〜6%帯を組み合わせると、配当総額を底上げしつつ安定基盤も維持しやすい。利回り7%以上に寄ると減配リスクが上がるので注意。

戦略3:単元未満株で少額から積み上げる

単元未満株(S株・かぶミニ・ワン株) で、ポートフォリオ全体のバランスを見ながら、数株ずつ、特定の業種に偏らないように、少しずつ買い増ししていくというイメージで無理なく積み上げられます。

戦略4:30銘柄ポートフォリオの”安定枠”として位置付ける

僕は 「土台30銘柄・10業種以上」 が基本(記事5)。連続配当10年以上の12銘柄はその中で 「減配されにくい安定枠」。残り18銘柄を利回りやテーマ性で広げると、攻守バランスのとれた土台になります。


連続配当10年でも油断禁物(減配継続リスクへの目線)

「連続配当10年=絶対安全」ではない ことは強調しておきたいポイント。

過去の連続配当年数はあくまで 過去の実績。主力事業の構造変化(特許切れ・規制強化・需要消失)、大型M&Aによる財務悪化、業績下方修正の連発、配当方針の見直し——こうしたケースでは長年続いた連続配当が突然途切れることも。僕が売却した40銘柄にも、長く配当を出していた銘柄が含まれていました。

だからこそ買って終わりではなく 月1回の財務チェック が大事。配当性向の上昇傾向・営業CFの連続マイナス・自己資本比率の急低下・業績下方修正の頻発・記念配/特別配依存——この5点を月1回見るだけで減配の予兆を拾えます。詳しくは記事6「高配当株の落とし穴|減配継続リスクの見抜き方【経理マン視点・2026年版】」を参照ください。


フクの実体験|連続配当銘柄を選んで良かったこと

保有147銘柄を運用する経理マンとして、連続配当銘柄中心のポートフォリオで感じるメリットを3つ。

1. 暴落相場でも”配当通知”が支えになる

コロナショックのような暴落時、評価額は大きく揺れましたが、半期・四半期ごとに「配当〇円入金」の通知が届くたび「株価の値動きより、配当が積み上がる構造」を選んだ判断は間違っていなかったと感じます。配当通知は精神的な最強の支えです。

2. 四半期ごとの財務チェックがラクになる

長期で配当を出し続けてきた銘柄は財務体質も比較的安定し、決算で「あれ?」となる頻度が下がります。「土台はあまり動かない」状態を作ると、新規候補の検討や減配候補の見直しに時間を回せます。

3. 配当通知が”毎月のように届く幸せ”

複数の連続配当銘柄を組み合わせると 毎月どこかから配当が振り込まれる状態 が作れます。今回の12銘柄も決算月がバラけており、入金月が分散しやすい。「お金に働いてもらう」感覚 がリアルに実感できる、長期保有を続けられる大きな理由の1つです。


まとめ|「連続配当10年は実績の証、でも過信禁物」

  • 連続配当10年以上はコロナ・急激な円安を乗り越えた”実績の証”。20年以上に伸びればリーマンも乗り越えた長期安定銘柄で、長期保有の土台選びで重要な指標
  • 連続配当年数だけでなく 累進配当の有無・記念配/特別配の常態化 までセットで見る
  • 保有147銘柄の経理マンが実際に持っている12銘柄 を厳選(11業種に分散)
  • 土台30銘柄の 「安定枠」 として位置付け、利回り3〜4%中心+4〜6%許容で組む
  • 連続配当10年でも 絶対安全ではない。月1回の財務チェックは必須(記事6参照)

配当投資は 「準備が9割」(記事5)。「この配当は5年後も10年後も維持されるか?」 という視点で長く積み上げていきましょう。配当銘柄は「買って終わり」ではなく「持ち続けて四半期ごとに見直す」ことで真価を発揮します。


その他補足

Q. 連続配当10年以上を満たす日本株はどのくらいある?

東証全体で 数百社規模。20年以上の連続増配は数十社程度と希少な存在です。最新のリストはIRバンクの「連続増配ランキング」「連続配当ランキング」で確認できます。

Q. 連続増配と連続配当の違いは?

  • 連続配当:配当を「出し続けている」年数(金額が同じでもOK)
  • 連続増配:配当を「増やし続けている」年数(毎期前期超え)

連続増配は連続配当より厳しい条件。連続増配株に特化したラインナップは「連続増配が止まらない!経理マンが選ぶ日本の成長配当株6選【2026年版】」を参照ください。


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※免責事項
本記事は筆者の経験と分析に基づく情報提供であり、特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株式投資にはリスクが伴います。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。掲載数値は2024〜2025年度の公開情報を参考にした筆者の主観的な目安であり、最新の財務情報・業績予想・連続配当年数は各企業の公式IR・決算短信、IRバンク等で必ずご確認ください。