配当利回り3%超え|経理マンが気になる日本高配当株10選【2026年版】

高配当株投資

配当利回り3%超え|経理マンが気になる日本高配当株10選【2026年版】

新NISAで高配当株を始めたいけれど、何を買えばいいか分からない——そんな悩みに、経理マンとして数字と向き合ってきた僕なりに気になる銘柄をピックアップしました。

この記事では、日本の上場企業から配当利回り3%以上・財務健全・業種分散の3条件で厳選した10銘柄を紹介します。

単なる利回りランキングではありません。減配リスクを避けるための配当性向・連続維持年数・営業キャッシュフローまで含めて評価した、経理目線のラインナップです。

読み終えた頃には、あなたの新NISA成長投資枠に加えたい銘柄がきっと見つかるはずです。

※本記事は2026年4月時点の情報に基づいています。投資は自己判断・自己責任でお願いします。


この記事を書いた人

フク|経理×投資×筋トレ

  • アラフォーの会社員。上場企業で経理・財務を担当
  • 新NISA満額運用中。高配当株の実践投資歴あり
  • 筋トレ歴4年。「複利で健康とお金を同時に育てる」がモットー
  • ブログ「複利ノート」運営

経理の仕事では毎日、企業の資金繰りや財務状況と向き合っています。その目線で「自分の大切なお金を預けられる企業はどこか」を考え、この10銘柄を選びました。


経理マンが高配当株を選ぶ5つの基準

高配当株を選ぶ時、僕は「利回りの高さ」だけで飛びつきません。経理の仕事で学んだ「数字の裏を読む力」を使って、以下の5つの基準で銘柄を絞り込んでいます。

基準1:配当利回り3%以上(ただし高すぎる利回りは要注意)

日本株の平均配当利回りは2%前後です。3〜3.5%程度以上あれば「高配当株」と呼べる水準になります。

ただし、利回りが6%を超える銘柄には注意が必要です。株価が下落して「見かけの利回り」が上がっているだけのケースがあるためです。利回りの高さだけでなく、業績が安定しているかをセットで確認します。

基準2:配当性向50%程度を基本線に

配当性向とは「稼いだ利益のうち何%を配当に回しているか」を示す数字です。

配当性向が50%程度なら、企業は無理をせず配当を出していると判断できます。70%を超えると、業績が少し悪化しただけで減配に追い込まれるリスクが高まります。

ただし例外もあります。JT(約81.4%)のように事業そのものが極めて安定している企業は、高い配当性向でも維持できる体力があります。業種の特性を加味して判断することが大切です。
事業の安定性が極めて高い企業(インフラ系・ストック型ビジネスなど)は、 配当性向が高くても維持能力があると判断し、今回の10選にも含めています。

基準3:連続増配または配当維持5年以上

最低でも5年以上、配当を維持または増やし続けている実績を求めます。

リーマンショック(2008年)、コロナ禍(2020年)、急激な円安(2022年)——これらの荒波を乗り越えて配当を守り抜いた企業は、経営の安定度が段違いです。

基準4:営業キャッシュフローの黒字継続

配当は最終的に「現金」で支払うものです。帳簿上の利益がどれだけ出ていても、手元にキャッシュがなければ配当は出せません。

営業キャッシュフロー(本業で稼いだ現金)が毎年黒字で推移しているかは、経理マンとして必ず確認するポイントです。

基準5:自己資本比率40%以上(業種による)

自己資本比率は「企業の財務体力」の目安です。40%以上あれば、多少の業績悪化では減配しにくい体質と言えます。

銀行(自己資本規制の関係で低い)や商社(投資事業の特性で低い)など、業種によって水準が異なるため、同業他社との比較も重要です。


【2026年版】経理マン厳選!日本高配当株10選

上の5基準をクリアした銘柄の中から、業種が偏らないよう10業種に分散して選びました。1つの業界が不況になっても、ポートフォリオ全体の配当が守られる設計です。


第1位|日本たばこ産業・JT(証券コード:2914)

項目数値
配当利回り4.17%
一株配当242円
配当性向81.4%
連続配当維持4年
業種食料品

経理マンの注目ポイント

国内外のたばこ事業を主軸に、毎年安定した営業キャッシュフローを生み出しています。配当性向は約81.4%と高めですが、たばこ事業は原価率が低く利益率が高いビジネスモデルのため、この水準でも十分に維持可能と見ています。

高配当株の「定番中の定番」であり、ポートフォリオの中核にしたい1本です。

注意すべきリスク

国内たばこ市場の縮小は構造的に続いています。ただし値上げによる単価アップと海外展開(加熱式たばこ含む)でカバーしており、急激な減収は起きにくい構造です。規制強化の動きには長期的に注意が必要です。

フクのひとこと

高配当株を1銘柄だけ選べと言われたら、僕はJTを挙げます。


第2位|オカムラ(証券コード:7994)

項目数値
配当利回り4.08%
一株配当104円
配当性向40.4%
連続増配/維持15年
業種その他製品(オフィス家具大手)

経理マンの注目ポイント

15年間減配なしで、配当は12倍に成長しています。この実績だけで投資する価値があります。

配当性向も40%と健全で、まだ増配の余地を残しています。オフィス家具という地味な業種ですが、コロナ後のオフィス改装需要で業績は好調です。

注意すべきリスク

景気敏感株としての側面があり、景気後退期には業績が揺れる可能性があります。

フクのひとこと

派手さはありませんが、長期保有するほど配当が育つ玄人好みの1本。


第3位|日本瓦斯・ニチガス(証券コード:8174)

項目数値
配当利回り3.55%
一株配当103円
配当性向88.6%
連続配当維持15年
業種小売業(LPガス・都市ガス)

経理マンの注目ポイント

LPガス・都市ガスという生活インフラを扱う企業です。15年間連続で配当を維持しています。

配当性向は88.6%と高めですが、ガス事業は公共料金に近いビジネスモデルで業績が安定しています。不況に強いディフェンシブ銘柄の代表格です。

注意すべきリスク

エネルギー価格の変動影響を受けます。配当性向が高いため、業績が大きく悪化した場合の減配耐性は中程度です。

フクのひとこと

ガスは止められない。生活インフラ×高配当の安心感があります。


第4位|栗本鐵工所(証券コード:5602)

項目数値
配当利回り3.68%
一株配当57.60円
配当性向50%
連続配当維持14年
業種鉄鋼

経理マンの注目ポイント

配当性向は50%で健全な範囲です。14年連続で配当を維持しながら、まだ増配する余力を十分に残しています。

日本のインフラ(水道管・ダクタイル鋳鉄管)を支える企業で、地味ですが社会に不可欠な存在です。

注意すべきリスク

鉄鋼業は景気循環の影響を受けやすく、原材料価格の変動リスクもあります。

フクのひとこと

健全な配当性向×14年維持の組み合わせは、減配リスクの低さを物語っています。


第5位|あいホールディングス(証券コード:3076)

項目数値
配当利回り3.94%
一株配当110円
配当性向24.6%
連続配当維持15年
業種卸売業

経理マンの注目ポイント

利回り4%近く配当性向はわずか24%。この数字のバランスは今回の10選の中でも際立っています。

15年間配当を維持しながら配当性向が低水準ということは、業績に対して無理のない配当を続けている証拠です。セキュリティ機器・検査機器などニッチ分野で強みを持ちます。

注意すべきリスク

知名度は低く、小型株のため売買の流動性は大型株に比べて劣ります。

フクのひとこと

このスペックで知名度が低いのは、逆にチャンスだと思っています。玄人向けの隠れた優良株です。


第6位|大倉工業(証券コード:4221)

項目数値
配当利回り4.66%
一株配当220円
配当性向58.2%
連続配当維持/増配7年(うち純増6年)
業種化学

経理マンの注目ポイント

利回り4.66%は今回の10銘柄の中でも高い数字です。包装フィルム・建築資材で安定した収益を上げています。

配当性向58.2%でまだ許容範囲で、今後さらに増配する余地も期待できます。

注意すべきリスク

化学業界は原材料価格の変動影響を受けます。利回りが高いぶん、株価下落時には損切り判断が必要になるケースもあります。

フクのひとこと

利回りと財務健全性のベストバランス。新NISA成長投資枠で存在感を発揮する1本です。


第7位|ニチリン(証券コード:5184)

項目数値
配当利回り4.61%
一株配当190円
配当性向42.1%
連続配当維持5年
業種ゴム製品

経理マンの注目ポイント

自動車用ホースの大手メーカーで、配当は過去から28倍に成長しています。業績拡大とともに配当も力強く伸びてきた銘柄です。

配当性向42%と健全で、成長と配当の両方を取れる可能性があります。

注意すべきリスク

自動車産業の動向に業績が連動します。EVシフトによる将来的な需要変化には中長期で注意が必要です。

フクのひとこと

連続増配年数はまだ短いですが、成長カーブがきれいな今後の期待株です。


第8位|品川リフラクトリーズ(証券コード:5351)

項目数値
配当利回り4.45%
一株配当90円
配当性向42%
連続配当維持4年(すべて増配)
業種ガラス・土石製品

経理マンの注目ポイント

配当性向は42%と健全な範囲で、利回りも4.45%と悪くありません。

耐火物でトップシェアを持ち、鉄鋼メーカーへの供給で安定した収益基盤があります。

注意すべきリスク

連続維持年数は4年とやや短いです。鉄鋼業の生産動向に業績が左右されます。

フクのひとこと

増配の余地もまだあり、ポートフォリオの未来を明るくしてくれる1本です。


第9位|日本M&Aセンター(証券コード:2127)

項目数値
配当利回り4.20%
一株配当29円
配当性向84%
連続配当維持15年
業種サービス業

経理マンの注目ポイント

中小企業のM&A(合併・買収)仲介で国内トップの企業です。15年連続で配当を維持しています。

日本では経営者の高齢化により事業承継のニーズが年々高まっており、構造的な追い風が吹いている業界です。

注意すべきリスク

配当性向が約84%と高めなので、業績が悪化した場合の減配耐性は中程度です。

フクのひとこと

日本の事業承継問題という大きな社会課題に乗った、ストック型の成長企業です。


第10位|鈴木(証券コード:6785)

項目数値
配当利回り3.37%
一株配当95円
配当性向44.2%
連続配当維持6年
業種電気機器

経理マンの注目ポイント

電子部品メーカーで、配当性向44%と健全な範囲です。6年連続で配当を維持しており、派手さはありませんが着実に成長しています。

10銘柄の業種分散を完成させるピースとしても優秀です。

注意すべきリスク

電子部品市況の変動影響を受けます。

フクのひとこと

地味ですが、ポートフォリオに入れると全体のバランスが締まる1本です。


10銘柄の一覧比較表

順位銘柄コード利回り配当性向連続維持業種
1日本たばこ産業29144.17%81.4%4年食料品
2オカムラ79944.08%40.4%15年その他製品
3日本瓦斯81743.55%88.6%15年小売業
4栗本鐵工所56023.68%50.0%14年鉄鋼
5あいHD30763.94%24.6%15年卸売業
6大倉工業42214.66%58.2%7年化学
7ニチリン51844.61%42.1%5年ゴム製品
8品川リフラ53514.45%42.0%4年ガラス・土石
9日本M&A21274.20%84.0%15年サービス
10鈴木67853.37%44.2%6年電気機器

10銘柄の平均:配当利回り4.07%、配当性向55.55%

10業種に完全分散しているため、特定の業界が不況になってもポートフォリオ全体の配当が守られやすい構成です。


高配当株投資で失敗しないための3つの注意点

注意点1:高利回り=優良株とは限らない

利回りが7%を超えるような「超高配当」銘柄は、株価が大幅に下落して見かけの利回りが上がっているだけの場合があります。

利回りだけを見て飛びつくと「高配当で買ったのに減配された」という典型的な失敗パターンにはまります。必ず配当性向と業績をセットで確認してください。

注意点2:1銘柄に集中投資しない

どれだけ優良な企業でも、1銘柄に資金を集中させるのは危険です。最低でも5〜10銘柄に分散し、さらに業種も分けるのが鉄則です。

今回の10銘柄は、そのまま「新NISA成長投資枠の分散ポートフォリオ」として使える構成になっています。

注意点3:買ったら終わりではない

高配当株は「買って放置」のイメージがありますが、年に1回は定点チェックが必要です。確認するのは、業績の推移、配当性向の変化、増配が続いているかの3点です。

減配の兆候が出たら、売却も選択肢に入れます。経理マン的に言えば「数字を定点観測する習慣」が最大のリスク防御になります。


経理マンの実践ポートフォリオ公開

参考までに、僕自身の新NISA成長投資枠での投資方針を紹介します。

  • 生活防衛資金、余暇予算、NISA積立予算以外を高配当株の購入予算として現金で貯めておきます。
  • あとは月に1度程度、お買い得そうな銘柄(利回りや財務状況、PER:15倍未満、PBR:1倍未満など)があれば、かぶミニで購入します(購入する銘柄数や金額は、予算枠を決めて、業種や景気敏感とディフェンシブの銘柄のバランスには注意します。)
  • 四半期ごとにポートフォリオの比率を確認し、崩れがあれば調整
  • 年間配当約12万円(税引前)の受取実績。(国内銘柄と米国ETFの140銘柄、配当利回り4.66%、損益額+27%)

配当金は再投資には回さず、「生活のお楽しみ枠」として使っています。配当で外食したり、ジム代や旅行予算にあてたりします。お金が働いてくれている実感が持てると、投資を続けるモチベーションがまったく変わります。

これが「複利で健康とお金を同時に育てる」という、僕の実践スタイルです。


高配当株を買うならこの証券口座【PR】

高配当株投資を始めるには、まず証券口座が必要です。ここでは手数料・使いやすさ・単元未満株対応の3点から、おすすめの証券会社を紹介します。

証券会社特徴単元未満株国内株手数料
SBI証券業界最大手。手数料最安水準S株(対応)0円
楽天証券楽天ポイントと連携。初心者に使いやすいかぶミニ(対応)0円
マネックス証券単元未満株・米国株に強いワン株(対応)0円

フクのおすすめ:僕は楽天銀行+楽天証券を使っています。SBI証券も持っていて一時期、個別銘柄はSBI証券で購入していましたが、管理が面倒になり、楽天証券でNISA枠でS&P500を毎月積立し、特定口座で高配当株を購入しています。管理の手間が気にならないのであれば、SBI証券のほうが単元未満株で購入できる銘柄の種類は多いと思うので、そちらを選ぶのも全然ありです。

新NISAの口座開設は無料です。高配当株投資を始めるなら、まず口座を作るところが最初の一歩になります。僕はNISAのつみたて枠と成長投資枠ともにS&P500に使っています(将来の家族の老後資金や教育資金にあてるため)が、税金の面で考えると、高配当株式は成長投資枠で購入する方が良いと思います。


まとめ|一歩一歩、配当で自由をつくる

配当株投資の最大の魅力は、時間が味方になることです。

着実な配当維持と増配、そして手元に届く配当金。どれも派手な動きではありませんが、続けるだけで資産と心の余裕が確実に育っていきます。

経理マンとして数字と向き合ってきた僕が、自分の残りの人生を自分で選ぶために選んだのが、この10銘柄です。

焦らず、でものんびりもせず、一歩一歩。あなたの自由への一歩を、無理せず始めてみてください。

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※免責事項 本記事は筆者の経験と分析に基づく情報提供であり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。株式投資にはリスクが伴います。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。掲載している株価・配当データは記事執筆時点のものであり、最新の情報は各証券会社の公式サイト等でご確認ください。


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